大ゴジラ特撮展
今年度、2014年は「ゴジラ」にとって非常にメモリアルな年と言えます。
まず、当サイトでもやたらと押しているギャレス・エドワーズ監督の最新作「GODZILLA」が最近公開され世界中で大ヒットしました。
これは意図的な部分もあるのですが今年は1954年、初代「ゴジラ」が公開されて丁度60年目になるのです。
また、日本では最後の活躍となってしまったゴジラ作品「ゴジラ ファイナル・ウォーズ」から10年の節目を迎えました。
そんな終わりと始まりが交差する2014年は「ゴジラ」という作品についての再評価を促す年と言っても過言ではありません。
そんな中、東京、大阪の二大都市で「大ゴジラ特撮展」というのが開催されました。
大ゴジラ展とは?
東京・大阪で開催されたイベント。1954年に公開された「ゴジラ」から2014年に公開された「GODZILLA」に至るまでの全てのゴジラ作品を網羅した展示会になります。
今回は地元の関係から大阪会場に足を運びました。大阪会場は8月29日~9月15日まで
まず、驚いた事に会場が今年度オープンした西日本で最も高い建物「あべのハルカス」24Fにある大阪芸術大学スカイキャンパスという場所でした。
流石、西日本一を掲げるだけあって、その景色はまさに「絶景」の一言。
24階時点でこの景色。展望台ではさらに3倍ほどの高さになります。
入口
入場口の大阪芸術大学スカイキャンパスには大きく大ゴジラ特撮展の看板と「ゴジラVSデストロイア」に登場し撮影で実際に使用されたゴジラジュニアが出迎えてくれました。
大人一人よりも一回り大きいサイズ。
受付でチケットを購入していざ会場内へ・・・
初めに歴代のゴジラの顔の変遷パネルを両壁にこれでもかと展示。
ゴジラと言っても一口に全て同じではなく、実は一作品事に新規で着ぐるみが作られ、その都度ゴジラの顔も変わって行っているのです。
会場の中は撮影禁止エリアと撮影可能エリアに分かれており撮影可能エリアには多くの人がカメラを片手に楽しそうに撮影していました。
会場は昭和ゾーン、平成ゾーン、ミレニアムゾーンに分かれており、一番最初に平成ゴジラ事「ゴジラVSデストロイア」で使われた「デスゴジ」がお迎えしてくれます。
後ろには「ゴジラVSメカゴジラ」で登場したメカゴジラにガルーダが合体したスーパーメカゴジラが。
デスゴジは作中でバーニングゴジラ状態となり、メルトダウン寸前の赤い身体が特徴的でしたが、今回はそれをリペイントして黒くしたそうです。
下にも車などのミニチュア等ジオラマも非常に凝っています。
こちらはスーパーメカゴジラ。ガルーダと合体した状態で非常にカッコイイですね。
こちらもミニチュアセットが素晴らしい臨場感を生み出しています。
全体
この後ろには昭和ゴジラで使用されたオキシジェンデストロイヤーや潜水ヘルメット、初代ゴジラの絵コンテやフィルムなど非常に貴重な品が展示さています。
また、会場内ではいたるところに映画の予告映像が流れていました。
さらに進むと今度はミレニアム以降(ゴジラ2000~ファイナルウォーズ)までの歴代ゴジラ5体が並んで展示されていました。コレが非常に素晴らしい迫力で撮影禁止なのが悔やまれる程。
5体の特徴的なゴジラが並ぶ姿はさながら「ゴジラ戦隊ゴジランジャー」とでも言いましょうか。はい。
次には平成ゴジラで死闘を繰り広げた「デストロイア」の頭部に、格納庫用の「モゲラ」や「ビオランテ」のコンセプトミニチュアなど、非常に多種多様の品が。
その横には今イベント目玉の「ゴジラVSメカゴジラ」「ゴジラ・モスラ・メカゴジラ東京SOS」で登場した「三式機龍」の実際に撮影で使用されたスーツが撮影可能で展示されています。
ここでは非常に沢山の方がカメラをもって撮影しており、まるでヒーローインタビューの最中のようでした。
VSシリーズで登場したメカゴジラの流れを持ちながら、昭和のメカゴジラに近いディティールを持つ非常に人気のメカゴジラ。それが機龍です。
初代ゴジラがオキシジェン・デストロイヤーによって倒された後、その骨を回収、骨格からメカゴジラを作り出すというまさにメカゴジラという名前にふさわしい所も人気の理由。
スーツは手を伸ばさなくても触れてしまうほど近い距離にあり、本当に隅々まで撮影する事が可能でした。コレは凄く良かったです。
なんと後ろまで撮影可能。背中も非常にメカニカルでかっこいい。
動画なども
機龍の後ろは撮影禁止でスペースゴジラ・アンギラス・キングシーサー・モゲラ・モスラ・リトルゴジラ・メガギラス・デストロイア(幼体)などなど多くの怪獣達がコチラを睨みつけています。
その左側にはスーパーX2・X3など歴代の兵器(やられメカ)が。
そして、次は登場しては絶対に沈む原子力潜水艦と轟天号が撮影可能でした。
轟天号も素晴らしい出来です。
さて、この後ろでは、昭和のキングギドラの首があったのですがコレが非常に貴重な品で「もう二度と大阪に展示される事は無い」言われていました。
勿論撮影禁止。
ゴジラ襲来
そうこうして会場を行ったり来たりしているとなんと会場内でスタッフが「ゴジラが来襲します!!」との声が。
しばらくして本当にゴジラが来襲してきました!
ゴジラはゴジラ×メカゴジラ(機龍)と対峙した通称 釈
機龍の横でしばらくの撮影会。お子さん限定でツーショットなども可能でお客さん皆がはしゃいでいました。
機龍を見て少し機嫌が悪いそうです。
入口に廻ってゴジラジュニアと
川北紘一監督
さて、あえて書いてこなかったのですが、ここ会場ではほぼ全ての平成ゴジラや、さよならジュピター・ガンヘッドなど特技監督を務めた川北紘一監督が普通に会場内を歩いていました(笑)
そんなこんなでゴジラと川北監督の夢のようなコラボ。
後に行われたサイン会も非常に大反響でした(時間の都合で私は参加できませんでした・・・)
奥のスクリーンには歴代ゴジラの全ての予告が上映されており、予告だけでも1時間かかるという凄いもの。
グッズ
さて、会場を堪能した最後にはグッズコーナー。ここでは今会場限定の商品など非常にマニアには熱い商品が目白押しでした。
まず、パンフレット(1000円)には会場にあるスタンプが押せます。
スタンプはゴジラ・モスラ・キングギドラ大怪獣総攻撃のスタンプ。バラゴンがかわいい・・・
やたらと目に止まるガチャガチャ。ハリウッド版ゴジラ4種類のどれかが当たります。
一回やってみた所「ゴジラ(レジェンダリー版)」が当たりました。
記念に初代ゴジラのTシャツ(3000円)を購入。Tシャツは何十種類もあり、どれを買おうかとても悩んでしまいます。
ゴジラの焼印のあるどら焼き(500円)
クッキー(600円)
お土産も沢山買って。最後にはレジェンダリーゴジラがお見送りしてくれます。
デスゴジが出迎えてくれて、レジェゴジがお見送りしてくれるという非常に熱い展開に感無量です。
大ゴジラ特撮展。非常に満足なイベントでした。
本当はトークショーなどもあったのですが、時間の都合で参加できなかったのが悔やまれる所です。
リピーターの人や実は凄い著名人なども見に来ていたらしい等話も伺い、ゴジラという作品を通じてこういった繋がりが生まれる事は素晴らしい事だと思います。
もし、大阪でまたこのようなイベントがあれば是非。皆さんも足を運んでみてください!絶対に後悔しませんよ!
おまけ
ゴジラVSビオランテ。ゴジラVSキングギドラなどを監督された映画監督・大森一樹氏にビオランテのポストカードにサインして頂きました。ありがとうございます。
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