【Gクリ‐ノベル】 ショートストーリー『解釈』

公開日: : 最終更新日:2015/02/17 Gクリ, ノベル


解釈

ここはノルウエー、オスロ。

今日この会場ではノーベル平和賞の授賞式が開催される。
今回ノーベル平和賞を受賞したのは日本人。作家兼思想家の山中健一という男だった。
山中が平和賞を受賞した理由は彼の書いた本が全世界で訳され、その本を読んだ者はほとんどが暴力では何も解決しない事を共感し。結果的に世界の戦争・紛争の抑制へと繋がった事による物だった。
今や世界で山中を知らぬ者はいないというほど有名人だった。
山中の言う事は誰もが目を輝かせて聞いた。
山中の行った計画を政府が援助し、数多くの貧困層を救った。
アフリカで飢餓に苦しむ少年も。アメリカでハーバードに通う学生も。どこかの政治家もどこかのマフィアも皆。山中の事を深い尊敬と慈愛の心を抱いていた。
授賞式が始まった。名前を呼ばれ。台の真ん中へと移動する。司会がメダルの入ったケースを山中の腕にそっと置いた。
笑顔に満ちた山中がそこにいた。数々のインタビューを受けた後、山中が語った。
「僕の小学生からの夢がやっと叶いました。皆さん本当にありがとうございます。」 山中のこの言葉は多くのメディアで取り上げられた。
昔からの夢がとうとう実現。そう言った見出しで。山中の美談が記事になっていた。
山中を世界中が祝福した。
あるテレビを見ていたひとりの女性が言った。
「ねぇ、あなた山中さんと小学校の時同級生だったんでしょ?昔から平和賞取るって言ってたの?」
その言葉に男が呆れたように言い返した。
「まさかぁ、あいつも小学生らしいめちゃくちゃな事ばっかり言ってたたよ」
「な~んだ。やっぱり小学生からの夢なんて嘘だったんだぁ」
 三十年前
山中の通っていた小学校。今日は皆の将来の夢についての作文発表の日だった。
「はい。次は山中君。あなたの将来の夢は何かな?」と先生が言った。
「はい、先生。僕の将来の夢は世界征服です」山中少年は誇らしげに言った。
「世界征服?」先生が笑顔で山中に聞いた。
「はい、僕は世界征服がしたのです。世界中に自分の名を轟かせ。僕を知らない者はおらず。僕のやることを否定する者もおらず。僕の言うことは全て従わせたいと思っています。」
「そうか。頑張ってくれ」先生が呆れた様子で言った。
「はい!」山中少年は笑顔で答えた。

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